投資信託の本

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これでわかった! 投資信託 (PHPビジネス新書) これでわかった! 投資信託 (PHPビジネス新書)
川口 一晃   PHP研究所   PHP研究所  

アセットマネジメントの世界 アセットマネジメントの世界
東洋経済新報社   東洋経済新報社   宇野 淳  
初心者向け概説書の中では、最良の一つではないか
大学生向けの講座を編集しただけあって、わかりやすいもの。
しかも、金融関係者ならわかるが、業界内で敬意を集める、プロ達が、一生懸命伝えようとしていることがわかる。
編集文もこなれて、図表も多く、読みやすい。
初心者向けの概説書としては、最良の本の一つではないか。

これから資産運用について学びたい大学生にぴったり!
本書の最初には、『大学の学部生を対象にした寄付講座「アセットマネジメントの世界」を採録し、編集したものである。』とある。実際に学生を前にした運用プロフェショナルによる講義を録音し、そのテープから読みやすいよう原稿に起こしているのがわかる。全6部構成で、フェデリティ・ジャパンの蔵元氏による「アセットマネジメントとは」から始まり、運用の基礎理論、金融商品の紹介、運用業界の制度やプレーヤー、そして運用業界の今後の展望までが収録されている。難易度は高くなく、運用業界を広く浅く知りたいという方にはぴったりの書物であろう。これを読み終えた後に、「アセットマネジメントのすべて」や「アセットマネジメントの新しい展開」を読み進めるのが良いと思う。しかしこれら2つは実務経験のない学生の知識で読んでも読みこなすのは厳しいと思われる。その点、本書はプロの方々による学生向けの内容に抑えられている。よって将来運用業界を志す学生は必読と思われる。

郵便局のお金どう殖やす? [タイプ別]賢く使い分ける貯金・投資信託 郵便局のお金どう殖やす? [タイプ別]賢く使い分ける貯金・投資信託
バウンド   技術評論社   技術評論社  

投資信託を買う前に (文春新書) 投資信託を買う前に (文春新書)
伊藤 雄一郎   文藝春秋   文藝春秋  
投信の歴史と現状について書かれているのだが....
 筆者は、日経新聞を経て独立したジャーナリストとのことである。
 第1章では、禁じ手である投信の回転売買の被害に遭った老人の例とか外国ファンドで損をした例とか週刊紙的話題が書かれている。(この時点ではユーロ系投信で大損していたT氏は証券会社に文句を言いつつも、ずっと持っていれば現時点ではかなり儲かっているはずであろうがどうなったのであろうか?)
 2章、4章では、投信の歴史、英国、米国での発展についての解説がなされており米国での現状解説は有用であった。
 全体としては投資信託について知識がない人が一定の知識を得るためには有用ではあるが、可もなく不可もなくという感じもしないでもない。
 投資信託は第4次ブームであるとのことであるが、第3の金融商品として有効に使うべきとの最終章の主張から書き始めたほうがすっきりした構成になってのではないか。
 ある意味優等生的な構成であり、いろいろと気配りした結果、主張が強く出ていない点で損をしているような気がする。
投資信託のさわり
投資信託の起源や普及の歴史、ファンドマネージャの素顔など、投資信託とは何ぞやというごくごく基本的なことをカバーしている。確かに「投資信託を買う前に」読むべき本ではあるが(買った後にこの本を読んでいるようではまずいのでは)、この本を読んだからといって自分自身がどう投資信託と向き合うかという答えが得られるわけではない。一般的な方針すらも得られない。どうしても雑学としての投資信託を広く浅く知っておくための本という感じがしてしまう。

良くも悪しくも週刊誌の連載記事の新書本化
いかにも週刊誌の連載記事を加筆して編集したような内容だが、
投資信託がどんなもんだかを知るにはお手軽な一冊です。
ただ、内容がやや陳腐化し始めており、"パッシブ運用"やら
"グロース株"の言葉の使い方もあやしいのが難点か。
学者や専門家の書いた入門書とは一味違っているので、
それはそれで多角的な観点から眺めるという意味では有益です。


現場のプロが告白 私なら買わない投資信託 現場のプロが告白 私なら買わない投資信託
松本 弘樹   ダイヤモンド社   ダイヤモンド社  
セルサイドの現場から見た投資信託
今流行の論調、
・手数料高いよね
・ノーロードでしょう
・インデックスファンドに勝てないんだから、どうせ
・ETFもお奨め!
と言う内容かと思ったら大間違い。

これはセルサイド、売り手側の視点から書いた本。
著者は長く証券会社に勤務し営業をしてきた方。
故に売り手の論理から投信を論じることが出来る。
ここが貴重であり、最近流行の本と差別化できるところ。

元々投信は嵌め込み商品であったとのこと。
信託報酬があり確実な収入(売上げ)が見込める。
また、株の売買への引き込むための布石。

悲しいかなこういう歴史があるわけでそれを知るにはよい本です。

山崎氏の著書にもバイサイドの視点から書かれた本があるけど、
こちらの本が生々しく泥臭い。

税金のいらない投資信託―オフショア・ファンド徹底活用術 (オルタブックス―ゴミ投資家シリーズ 海外投資マニュアル) 税金のいらない投資信託―オフショア・ファンド徹底活用術 (オルタブックス―ゴミ投資家シリーズ 海外投資マニュアル)
海外投資を楽しむ会   メディアワークス   メディアワークス  
情報としてはとてもよいのですが
本書はまだまだ数少ない海外でのファンドのガイドであり、ちょっと古くなったとは言え、「別の世界」を知るという意味で価値は落ちていません。

しかし、海外のファンドだから日本国内のものよりも有利な点があることは事実としても、儲けが出れば税金がかからないわけではありませんし、また経済が下降線になればベア・タイプのファンドでない限り、多くは損を出します。その点は日本のファンドと何も変わりません。

もう少し海外では何が有利か、それは余分な手間をかけるのに見合うものか、という比較をしてもらえたら、と思います。結局どちらが良いか、というのはその人個々人の問題でしょうから。
海外投資への水先案内人
オフショアといいますとなにやらうさんくさく、送金しても詐欺にあうのではと思いながら読んでいきました。早速実行したくなり、ボーナス1回分でやってみましたところ、こんな世界があったのかと目から鱗が落ちました。

 今では、外貨建て小切手にサインをし、投資信託の購入さえやってしまうようになりました。ほんの少し前までは郵便局の定額貯金しか知らなかったのですが、この書によってこんなにも有利な資金運用法があったことを学びました。もっとも富裕層に属している人にとってはごく当たり前のことなのでしょうね。サラリーマンでもこの知識はきっと役立ちます。著者の方々への感謝の気持ちでいっぱいです。みなさまにも是非ご一読をおすすめ申し上げて、レビューとさせていただきます。


銀行業務検定試験 投資信託2級問題解説集〈2010年3月受験用〉 銀行業務検定試験 投資信託2級問題解説集〈2010年3月受験用〉
経済法令研究会   経済法令研究会   銀行業務検定協会  

投資信託3級〈2008年3月受験用〉 (銀行業務検定試験受験対策シリーズ) 投資信託3級〈2008年3月受験用〉 (銀行業務検定試験受験対策シリーズ)
経済法令研究会   経済法令研究会   経済法令研究会  

今日から私も投資信託デビュー! 今日から私も投資信託デビュー!
横山 利香   シーアンドアール研究所   シーアンドアール研究所  

マーケットニュートラル投資の世界 ― ヘッジファンドの投資戦略 (ウィザード・ブックシリーズ) マーケットニュートラル投資の世界 ― ヘッジファンドの投資戦略 (ウィザード・ブックシリーズ)
ジョセフ・G・ニコラス   パンローリング   パンローリング   三菱信託銀行受託財産運用部門  
ヘッジ・ファンドの投資スタイルについて学問的に書かれた本です
本書は、ヘッジファンドの具体的な投資手法について説明した専門書です。
大学では、本書を参考書として指定しているところがあります。若干高価ですが、バランス
良く一通りの内容を知ることができます。

ヘッジ・ファンドは、情報開示が少ないこともあり、一般には博打のような形で収益を
上げていると思われがちですが、実際には一定のファンダメンタル分析によった投資行動
を取っていることが多いとされており、本書では投資スタイルの型を順々に追い、各投資
形態が持つリスク※収益構造を説明します。

 ※「マーケットニュートラル投資」と題名にありますが、それはヘッジファンドの
  想定する市場構造の通りならば、市場リスクを持たない/減少させた投資構造で
  あるという意味です。全くのリスク・フリーになるわけではありません。

ファイナンスの基礎を学んだ読者ならば、オプションや空売りによる、具体的な利益の上げ方
のイメージがつかめ、ヘッジ・ファンドについて学問的・分析的な見方ができるようになる
でしょう。

また、ヘッジ・ファンドは、常識的とはいえ、特定の経済的状況・価格形成を想定している
(例えば、残存期間が近接する同種債券間の価格は、もし乖離しているならば徐々に収斂
していく)ため、市場が一時的に混乱して前提が崩れると、一気に倒産・清算することが多々
あります。その最大の事例として有名な、LTCMの手法も若干取り上げています。

なお、本書は読者として、リスク資産の価格変動及びオプションや先物についての基礎的な
知識が求められます。以下の内容は説明なしで出てきますので、事前に理解している必要が
あります。ファイナンスの知識が全くない人を対象にした本ではなく、専門書ですので注意
された方がいいでしょう。

  1.感応度の異なるリスク資産を組み合わせて持つと、個別に持つよりも
   収益を落とさずにリスクを減らすことができ、そのリスク最小となる
   点をつなぐと、有効フロンティアと呼ばれる線ができる。
  2.その線上の頂点;リスクが最小の点が一番よい「わけではなく」、人々の
   期待効用最大の線と、有効フロンティアが交わる点が、最適解となる。
    ※「多少ならば」リスクがあっても期待収益率が高い方を好むため。

  3.転換社債の価格は、現在の株価が行使価格よりも低くても、社債部分以上の
   価値を持つ。これは、転換部分が、オプション価値として値付けされ、
   価格に上乗せされているため。

本書と合わせて、実際のヘッジ・ファンドの破綻例として有名な、LTCMの事例を扱った
「最強ヘッジファンド LTCMの興亡(日経ビジネス人文庫)」を読まれることをお勧めします。
同書は、一般的な読み物の範囲を超え、同ヘッジ・ファンドの投資形態の変遷や、ヘッジ・
ファンドが取引で使う業者の動向についてかなり細かく追っていますので、学問的な興味が
ある方にも有益でしょう。
ヘッジファンドの運用手法に関心のある人にお薦めです
 マーケットニュートラルというタイトルでは、何の本だか最初、あまりピンと来ませんでした。サブタイトルは「ヘッジファンドの投資戦略」。これで本書がヘッジファンド関係のことについて書かれた本だということがわかります。近年では、資金運用担当者の間では、ヘッジファンドなどへ投資するオルタナティブ投資(代替的投資といった訳が多いようです)への注目度が高まっているようです。近年の機関投資家は株式や債券などへの通常の投資活動で十分なリターンを上げられなかったり、運用先の多様化といった課題に直面しているからのようです。さて、本書はそんなヘッジファンドの運用手法の中で、売りと買いを組み合わせてリスクを中立化する手法を解説した本です。本書では、債券アービトラージ、転換社債アービトラージなどなどを始めとして、いろいろと紹介されています。本書は個人投資家向けというよりは、オルタナティブ投資を検討している機関投資家の運用担当者向けの向けの本です。内容は比較的読みやすく、訳もこなれているので、ヘッジファンドに関心がある人には推薦できる1冊です。
投資戦略自体やマーケットニュートラル戦略のリスク管理に役立つ本
この2年間、一部の最先端・機関投資家が「マーケットニュートラル」のヘッジファンドに投資したという話題が新聞に掲載された。最近は、個人投資家向けの投資信託で「マーケットニュートラル」を採用しているファンドも出てきている。本書は読みやすい内容であることから、読者対象としては、運用関係者だけでなく、基金の関係者や銀行・証券会社の営業担当者、個人投資家、学生など様々であろう。

本書には2つの利点があると思う。1つは、この投資戦略自体を学べるという点、もう1つは、それぞれの戦略の特性を知ることでリスク管理に生かせるという点である。特に後者は重要であり、投資している「マーケットニュートラル」ファンドが実際どの投資戦略を採用しているのか、そのリスクはどの程度見ておけばよいのか、判断するのにとても役立つと思う。

5,800円 ― 少し高いと思ったが、「マーケットニュートラル」の講演に行けば5万円はかかるという。本書の内容であれば、まあ割安だと判断できる。


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